BLOGブログ
インデックス投資とは何?初心者でも安定的に資産運用できる投資
更新日 2022年9月22日
今回は、インデックス投資について、その仕組や特徴、メリット・デメリット、「インデックス投資」の始め方などを解説します。
- インデックス投資について詳しく知りたい。
- 安定した資産運用を検討したい
インデックス投資とは何?
「インデックス投資」とは、市場の動きを示す指数=インデックスと同じ値動きを目指す投資のスタイルで、「インデックス運用」とも呼ばれます。具体的には、「企業の株式」「不動産事業を証券化したREIT」など、市場のある領域の全体的な推移に連動する運用を目指します。
代表的なインデックスには、日本株式であれば、東証一部に上場する銘柄のうち225銘柄の株価を対象に算出する「日経平均株価(日経225)」や、東証一部に上場する全銘柄を対象に算出する「東証株価指数(TOPIX)」などがあります。
また、外国株式であれば、米国企業を代表する大型500社を対象とする「S&P 500指数」、米国企業を代表する大型30社を対象とする「NYダウ(ダウ工業株30種平均)」などがあります。
そのほかにも、債権であれば、国債や社債など日本債券市場の動向を表す代表的な指数である「NOMURA-BPI総合指数」、日本を除く先進国の国債の動向を表す代表的な指数である「FTSE世界国債インデックス」が代表的です。
REITであれば、東京証券取引所に上場しているすべてのJリート銘柄を対象とするJリート市場の動向を表す指数である「東証REIT指数」、先進国のREITの動向を表す代表的な指数である「S&P先進国REIT指数」などがあります。
この記事でインデックス投資に初めて触れた方は、なぜインデックスと同じ動きを目指すのか疑問に思われたかもしれません。
これは、ひとことで言えば「インデックスに連動させておくだけで儲かる」ケースが多いから。
現在用いられている多くのインデックスは、10年、20年といった長期目線で見ると上昇を続けており、これが根拠となっています。
インデックス投資のメリットとは?
プロが運用する投資信託にはさまざまなものがありますが、いずれもその道のプロが自らの経験と考えをもとに運用しています。
ところが、利回りを見てみると、その4分の3は「インデックス投資」に劣っているといわれます。
つまり、インデックス投資以上の収益を上げるのは、プロでもなかなか難しいのが現実です。
この点からインデックス投資は、初心者にオススメの投資方法といえますが、そのほかにも以下のように多くのメリットがあります。
メリット1
初心者でも理解しやすい
「インデックス投資」は、市場の動きを示す指数と同じ値動きを目指す投資スタイルというわかりやすい投資手法です。
そのため、初心者にとっても始めやすいのが大きな利点です。
日経平均株価やTOPIX、NYダウなどの指数は認知度が高く、その値動きは毎日のニュースでも取り上げられます。
そのため、値動きなどもわかりやく、また情報に触れることで、なぜベンチマークが変動するのかも、徐々に理解を深めていくことができます。
日本やアメリカ、さらに世界の大きな流れに連動しているインデックス投資は、初心者にも理解しやすいといえるでしょう。
メリット2
少額でも取引可能
個別の株に投資する場合、通常100株単位からの購入となり、数万円以上の資金が必要です。
ところが、「インデックス投資」は、最小100円から始めることも可能。
また、インデックス投資行うには投資信託商品を購入しますが、資金運用をファンドマネージャーに委託するにあたり、信託報酬などの手数料を支払います。
インデックス投資は、対象とする株価指数と同じ銘柄を同じ比率で組み入れることが多いため、運用にかかるコストが低くなる傾向にあり、結果的に信託報酬も低く抑えられるメリットがあります。
メリット3
労力や手間が掛からない
例えば株式投資は、購入する銘柄を調査研究したり、購入や売却のタイミングを見計らったりする必要があり、それなりに時間をとられます。
一方、「インデックス投資」は、ファンドごとに対象銘柄が最初から決まっているので、手間がかかりません。また、毎月同じ金額を積み立てる自動積立サービスなどを利用すれば、投資に時間が取られることもありません。
メリット4
分散投資が実現できる
投資においては、値動きの異なる複数の資産を同時に保有しリスクを分散することが、利益を得るための重要な要素になります。
もし株式投資で分散投資を実現しようとすれば、多くの知識やスキル、なにより資金が必要になります。
これは、初心者にとっては、少々ハードルが高いといえるでしょう。
その点、「インデックス投資」であれば、はじめからさまざまな投資対象が組み合わせてあるので、インデックス投資の金融商品を選択・購入するだけで、特に意識することなく分散投資が実現できるのです。
インデックス投資のデメリットとは?
投資初心者にとってもわかりやすく、手を出しやすい「インデックス投資」ですが、投資である以上、メリットの裏側にデメリットがつきものです。
実際に投資を行う前に肝に銘じておきたいデメリットをご紹介します。
デメリット1
ハイリターンは見込めない
「インデックス投資」のメリットとして「分散投資をすることで、損失のリスクを抑えられる」と紹介しましたが、裏を返せば「分散投資することで、収益が分散してしまう」というデメリットがあります。
もし、インデックスファンドに組み込まれたある銘柄の株価が急騰したとしても、同時期に株価の下がる銘柄があれば相殺されてしまいます。
当然、急騰した銘柄だけに投資した場合のように、多くの利益は得られません。
デメリット2
元本割れリスクがある
「インデックス投資」の特徴の第一は、個別の株への投資に比べ、ローリスク・ローリターンであることです。
ただし、ローリスクとはいっても投資である以上、元本割れとなるリスクからは逃れられません。
とはいえ、インデックス投資は短期的に見ると下落局面もありますが、長い目で見れば持ち直し、再び伸びていく可能性が高いものです。
インデックス投資は、長く投資し続け最終的に利益を出すものだといえるでしょう。
デメリット3
短期で大きいリターンは狙えない
「インデックス投資」の指数となる「日経平均株価」や「東証株価指数(TOPIX)」などは、個別の株と比べて極端に変動するがことなく、値動きは緩やかです。
したがって、短い期間で大きなリターンを狙うことは難しいです。
そもそもインデックス投資は長期運用が前提となっており、短期での利益は見込めない設計となっています。
インデックス投資の始め方
証券会社に口座を開設すれば誰でも簡単に始められるのが、「インデックス投資」の良いところです。
ただし、やみくもに取引を始めるのでなく、失敗の要素をなるべく除き、自分にあった投資ルールを設定することが大事です。
以下に、初心者の方が安全にインデックス投資を始めるための5つのステップをご紹介します。
証券口座を開設
証券会社の口座開設は、スマホ・PC等からネット上で可能です。
一般に、ネット上で申し込みをするとメールが送られてくるので、メールにある認証コードから手続きを進めます。
本人確認書類が必要ですが、これもスマホの写真から提出でき、一連の手続きを自宅で済ませることができます。
なお、NISA・つみたてNISA、iDeCo等で行えば、税負担の免除や軽減も期待できます。
アセットアロケーションの設定
「インデックス投資」のような長期的な資産形成では、どの金融商品にどのような割合で投資するかという「アセットアロケーション」が重要視されます。
適切な資金分配を考えることが必須です。
インデックス投資の対象となるのは、「国内株式」「外国株式」「債券」「不動産」などが代表的で、それぞれリスクやリターンが異なります。
自分の投資目的にかなった適切な資産の組み合わせや銘柄を考えましょう。
インデックスファンドの購入
証券会社に口座を開設したら、「インデックスファンド」の購入に向けて準備します。
インデックスファンドは、証券会社によって複数のカテゴリーに分類されています。
前段で説明したアセットアロケーションに基づき、銘柄を選んでください。
分配方針を確認
「インデックス投資」の運用で発生した利益や配当は、リターンとして受け取ることができます。
リターンの分配には、
(1)リターンの金額がそのまま再投資に回される。
(2)リターン金額を再投資に回さずに口座に分配される。
の2種類の方針があります。
(1)のリターン金額をそのまま再投資に回す方針の場合、投資金額が再投資分だけ年々増えて運用されるので利益率を高めることにつながります。
長期的にインデックスファンドを保有するならば、リターンを再投資に回す方式がオススメです。
一方で、リターン分を毎回口座から出金させたい人は、口座に分配される(2)の方式を選びましょう。
資金状況を確認
「インデックス投資」は、短期間で大きな利益を出すことは難しく、数年単位での利益の確保を狙うものです。
インデックスファンドは中長期で運用するのが原則です。
とはいえ、経済状況を確認しながら、定期的に投資金額や取引方針を見直すようにしましょう。
インデックス投資を始めるときの注意点
インデックス投資は、証券会社の専門家に運用を任せることで、購入や売却のタイミングを見計らう必要がなかったり、分散投資でリスクを抑えられたり。とメリットの多いインデックス投資ですが、投資を始めるにあたっては、いくつかのポイントをチェックしておきたいものです。
注意点1
証券会社ごとに商品数が異なる
証券会社によって、取り扱っているインデックスファンドの種類や商品数は異なります。
また、商品によって、信託報酬や販売手数料、売買手数料などもさまざま。
証券会社のホームページなどで、会社ごとの取り扱う商品や手数料などを確認し、自分の条件にあったインデックスファンドを選びましょう。
注意点2
純資産総額を調べる
インデックスファンドの純資産総額とは、投資家から集まった資金の合計で、インデックスファンドの規模を表す指標です。基準価額×受益権口数で求められます。
一般的に、規模の大きな商品のほうが安定的なリターンを得られるとされます。
規模の小さな商品は、多くの銘柄に資産を分散できないので、運用が効率的にできない可能性があるからです。
また、運用開始後の純資産残高が増えているかどうもポイントです。
資産が増加しているのであれば運用が良好であり、多くの人に支持されているファンドだと判断できます。
まとめ|投資初心者向けの資産運用=インデックス投資
インデックス投資は、指数に連動する運用を目指すため値動きがわかりやすく、運用を専門家に一任でき、手数料も安いので初心者にも始めやすい投資手法です。
とはいえ、投資の一分野ですから、リスクが必ず存在することは肝に銘じておきましょう。
情報収集して自分なりに冷静な判断を下すことが先決です。
まずは、本記事を参考にされ、インデックス投資についてじっくり検討してみることをおすすめします。
もっと手軽に、もっと身近に!1万円から始められる次世代の不動産クラウドファンディング「利回り不動産」
多額の資金が必要となる不動産物件を小口化させて、短期間で投資ができる不動産クラウドファンディング。
「将来のために資産形成をしたい」「少額で不動産投資を始めたい」「中長期的な資産形成に挑戦したい」
「利回り不動産」では、運用実績が豊富な投資のプロが、みなさまからの資金で一定の期間不動産を運用し、家賃収入や売却益などを還元する仕組みです。
1万円から投資ができ、不動産投資に申し込みから分配金の受け取りまで、すべてインターネット上で行うことができます。資産運用は「分散投資」が基本です。今回ご紹介したインデックス投資のような投資方法に始まり債権、不動産投資など資産運用は実に様々な選択肢があります。成功する1番の近道はその中から興味のある分野からチャレンジすること。自分にあったポートフォリオ作りにぜひお役立てください。
RIMAWARIBLOG運営元情報
- 「利回り不動産」が提供する「RIMAWARIBLOG」ではサービス利用者へ向けた企画情報の発信に加え、各分野の専門家の監修・協力を得て、不動産投資や資産形成をはじめたいと考えている読者に向けて、親切で役に立つ情報を発信しています。
最新の投稿
- 学ぶ2024.10.30脱・マス層!「アッパーマス層」への道:現実的なステップで掴む、豊かな未来
- 総合2024.10.04利回り不動産ーご利用の流れー
- おすすめ記事2024.09.26利回り不動産3周年感謝祭!第一弾は東京「新橋駅前」想定利回り10%の案件が登場!
- 総合2024.09.11初心者でも安心の「新規会員応援スケジュール」対応ファンドが利回り12%*で登場!