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資産保有で生まれるインカムゲインのメリットとデメリットとは?
更新日 2022年10月3日
「インカムゲイン」 という言葉をご存知でしょうか?
資産運用で得られる利益(リターン)には大きく分けて、インカムゲインとキャピタルゲインの2種類に分けられます。
結論から言うとインカムゲインとは、資産の保有中に生まれる利益のこと。対してキャピタルゲインは売却時の利益と言えます。
投資を始めるにあたって、この2つの特徴を深く理解することは、自分に適した資産運用方法を判断する上でもとても重要になります。
今回はその中でも「インカムゲイン」に焦点を当てて、特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説していきます。
- 「インカムゲインの」メリットとデメリットを知りたい
- 「インカムゲイン」を得るためには何をすれば良いのか知りたい。
インカムゲインとはそもそもどう言ったもの?
「インカムゲイン」とは、株式や債券、不動産などの資産を保有することによって得られる利益のことをいいます。
資産を手放さなければ得られ続ける利益ともいえるでしょう。
それに対して、キャピタルゲインとは資産の売買によって生まれる利益のことをいいます。
では、資産運用における「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の違いとはどういったものなのでしょうか。
資産を保有するだけで利益が期待できる
「インカムゲイン」は、保有している資産によって利益の形が異なります。
例えば、株式の場合は「配当」という形でインカムゲインを得られるでしょう。
また「株主優待」もインカムゲインに含まれます。不動産の場合は「賃料収入」、投資信託なら「分配金」としてインカムゲインが得られます。
資産を保有しているだけで、安定的・長期的な利益が期待できるのがインカムゲインの特徴です。
一方、「キャピタルゲイン」は売却益など、値上がりした資産を手放すことで得られる利益です。短い期間で大きなリターンを得ることもできますが、逆に値下がりして「損失=キャピタルロス」が発生してしまうこともあります。
「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の違い
「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」には、特にリスクとリターンの大きさに違いがあります。
インカムゲインは「安定資産」であり、ローリスク・ローリターンの側面があります。
収益性は低いですが、リスクも低く抑えられます。
対して、キャピタルゲインはその「収益性の高さ」が魅力。
ただし、相応のリスクが伴うためハイリスク・ハイリターンの側面があるといえるでしょう。
インカムゲインのメリットは何?
資産を保有しているだけで利益を得られる、安定性の高い「インカムゲイン」を狙った資産運用ですが、そのメリットは具体的にどういったものなのでしょうか。
ここではインカムゲインの3つのメリットを紹介します。
メリット1
数万円程度の資金でスタートできる
「インカムゲイン」を目的とした投資の中には、不動産投資信託や不動産クラウドファンディング、REITなど数万円程度の少額から始められるものがあります。
手軽に始められるというのは、投資のノウハウを知る上でもメリットになるでしょう。
さらに、購入費用が少ない中古物件やマンション1室などの区分投資など、少額の投資でもインカムゲインを得られる方法もあります。
メリット2
定期的に利益を得られる機会がある
「インカムゲイン」の最大のメリットは、定期的な収益が見込めることです。
他の収入が減少してしまっても、インカムゲインで安定した利益が得られることは安心できる要因にもなります。
長期間運用していくことで、資産を保有しながら利益を生み出し続けていくこともできるでしょう。
メリット3
大きな損失が発生しにくい
大きな損失が発生しにくいというのも「インカムゲイン」の特徴です。
例えば、不動産の価値が一時的に値下がりしても、長期的な視野で見ると大きな損失になるリスクは少ないといえます。
ただし、元本割れなどのリスクがないわけではないことには注意しましょう。
インカムゲインのデメリットは何?
「キャピタルゲイン」と比べてローリスク・ローリターンの「インカムゲイン」ですが、そのデメリットはどういったところにあるのでしょうか?
ここでは、インカムゲインの3つのデメリットを具体的に紹介していきます。
デメリット1
長期的な視点が必要
「インカムゲイン」の大きなデメリットは、収益率がどうしても抑えられてしまうということです。
保有する資産にもよりますが、インカムゲインで得られる利益は、年換算で投資金額の数%にとどまります。
そのため、長期間の運用を視野に利益を積み重ねていく必要があるでしょう。
デメリット2
元本割れの可能性がある
「インカムゲイン」は、比較的リスクの少ない資産運用方法ですが、投資である以上、元本割れをするリスクもゼロではありません。
インカムゲイン自体にロスという概念はありませんが、例えば株式の場合、企業の業績が悪化して株式の配当金が減ってしまうということもありえます。
デメリット3
収益が見えづらい
「インカムゲイン」には、収益が見えづらいというデメリットもあります。
特に、不動産投資の場合、定期的な賃料収入が得られていても、経費を考えると実は収支がマイナスだったということも。
入居者の家賃未納などのリスクもあるため、しっかりとした収支管理を行う必要があります。
資産運用ごとにどんなインカムゲインがある?
「インカムゲイン」が得られる資産運用は、株式の配当金や不動産の賃料収入だけではありません。
投資種別ごとのインカムゲインにはどういったものがあるのでしょうか。
ここでは、投資方法別に「インカムゲイン」の特徴を紹介していきます。
株式投資
株式投資における「インカムゲイン」とは、保有している株数に応じて得られる配当金や株主優待のことです。
会社が事業で得た収益を株主に還元するのが「配当金」で、その平均利回りは2%前後になります。
企業の業績が悪化すると、配当金が減ることも無くなることもあります。
投資先は慎重に選ぶ必要があるでしょう。
また、企業が株主に対する感謝の気持ちとして自社製品やサービスを贈る「株主優待」もインカムゲインになります。
投資信託
投資信託は、投資家から集めた資金を運用のプロである「ファンドマネージャー」が運用し、得た利益を投資家に分配するというシステムの金融商品です。
ここでの「インカムゲイン」とは、分配される「分配金」になります。
少額からの投資が可能ですが、元本保証はないため、投資金がマイナスになる場合もあります。
預金
みなさんにとって一番身近な「インカムゲイン」が預金による利息でしょう。
実は、これも金融商品の1つ。
基本的には元本割れのリスクがありませんが、普通預金や定期預金ではほとんど利益は得られないでしょう。
不動産投資
不動産投資における「インカムゲイン」とは、購入した不動産物件を貸し出し、賃料として利益を得ることです。
継続して安定した収益が得られますが、経年劣化や災害による修繕などの費用も考える必要があります。
不動産投資の場合は、賃料収入としてインカムゲインを得ながら、タイミングを見て売却することでキャピタルゲインも狙えるという特徴があります。
ソーシャルレンディング
「ソーシャルレンディング」とは、「お金を貸したい個人投資家や企業」「お金を借りたい個人や企業」をインターネット経由でマッチングするサービスです。
お金を借りた企業や個人はあらかじめ決められた期間・利息で事業者に返済を行い、支払われた利息から事業者の運営報酬を差し引いた金額が投資者に分配されます。
このときの分配金による利益がインカムゲインです。
運営会社によっては年5~10%と高い利回りの投資対象があり、1万円からの少額投資も可能です。
しかし、原則として途中解約ができないことや、元本割れのリスクもあるため注意も必要です。
👉こちらの記事では、投資別の利回りをまとめた項目があるので併せて読んでみてくださいね。『継続して収入を得られるインカムゲインの魅力とは?インカムゲイン重視のおすすめ投資を紹介!』
まとめ|安定した収益が期待できるインカムゲイン
「インカムゲイン」を目的とした資産運用は、キャピタルゲインと比べて1度に手に入れられる金額が小さくなります。
しかし、運用方法次第ではリスクを軽減した上で、長期的に安定した収益が期待できる投資ともいえるでしょう。
特に、
投資手法それぞれの特徴とリスクを把握した上で、将来を見据えた投資をスタートしてみてはいかがでしょうか。
インカムゲイン重視の投資といえば近年「利回り不動産」はじめ不動産クラウドファンディングも注目を集めています。
多額の資金が必要となる不動産物件を小口化させて、短期間で投資ができる不動産クラウドファンディング。
「将来のために資産形成をしたい」「少額で不動産投資を始めたい」「中長期的な資産形成に挑戦したい」
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