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『キャピタルゲインとは?』インカムゲインとの違いと合わせて解説。
更新日 2023年4月3日
利回り不動産がお届けする[RIMAWARIBLOG]
今回のテーマは「キャピタルゲイン」について。
それが「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」です。この2つの特徴をより深く理解することで、自分に適した資産運用方法がわかります!
今回は2つのうち「キャピタルゲイン」を中心に、その仕組みや特徴を解説していきます。
- キャピタルゲイン=「売却益」について詳しくわかります
- キャピタルゲインの計算方法を紹介します
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キャピタルゲインとインカムゲイン?
「キャピタルゲイン」とは、株式や債券、不動産など保有する資産の売買によって生まれる利益のことをいいます。資産が値上がりすることによって得られる利益といえるでしょう。逆に資産の価値が値下がりして、損失となった場合はキャピタルロスと呼ばれています。
それに対して、インカムゲインとは資産を保有し続けることで得られる利益のことをいいます。
▶︎キャピタルゲインは「資産を手放すときに得られる利益」
▶︎インカムゲインは「資産を保有することで得たれる利益」
このように覚えるとわかりやすいでしょう。
投資で得られる「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の意味
例えば、株式投資の場合、50万円投資して購入した株式が値上がりして60万円で売却できたとすると、その差額10万円から手数料と税金を引いた金額が「キャピタルゲイン」になります。
同じく株式投資の場合、購入した株式を保有し続けて、得た配当金が「インカムゲイン」になります。他に不動産投資における家賃収入などもこれに当たります。
キャピタルゲインの計算方法は、以下のようになります。
キャピタルゲイン = 売却価格 – 取得原価 – 売却費用
取得原価 :購入時に支払った金額に、手数料や税金などの購入に関連する費用を加算した金額を指します。
売却価格 :売却時に得た金額を指します。ただし、手数料や税金などの費用を差し引いた実際の受取金額が売却価格となります。
売却費用 :売却に関連する費用を指します。例えば、売却手数料や税金などが該当します。
キャピタルゲインは、取得原価から売却価格を引いた金額から、売却費用を差し引くことで計算されます。この金額がプラスであればキャピタルゲインが生じ、マイナスであればキャピタルロスが生じます。
なお、短期キャピタルゲインと長期キャピタルゲインの税率は異なりますので、計算結果によって課税される税率が変わります。また、税金や手数料などの費用も考慮する必要があるため、正確な計算をするためには、投資家は日頃より詳細な取引履歴を記録することが大切だと言えます。
キャピタルゲインが狙える資産運用とは?
「キャピタルゲイン」が得られる資産運用は株式だけではなく、金融商品や不動産、FX、仮想通貨(暗号資産)、他にも貴金属や農作物など多岐にわたります。
これらの中にはインカムゲインを得られる資産運用方法もあります。
ここでは、投資方法別に「キャピタルゲイン」の特徴を紹介していきます。
株式投資
株式投資における「キャピタルゲイン」とは、株価の値上がりによって得られる売却益のことです。
株価は値動きが大きく、株式を購入した企業が急激に成長して大きなリターンが得られるということも。
逆に大きなロスに繋がることもあるので、売買は慎重になる必要があります。
株式投資においては、株価の上昇がキャピタルゲインに相当します。長期的な投資をする場合、
年間平均で10%前後のキャピタルゲインが期待できますが、一時的な市場の変動によっては大きな損失を被る可能性もあります。
投資信託
投資信託における「キャピタルゲイン」とは、投資信託の銘柄が値上がりしたことによって得られる売却益のことです。
投資信託の銘柄には値動きはありますが、長期投資が前提の金融商品になります。
キャピタルゲインを目的とした投資には使われない、インカムゲイン型の投資対象だといえるでしょう。
不動産投資
不動産投資における「キャピタルゲイン」とは、土地・建物などの不動産を購入・売却して得られる売却益のことです。
不動産投資の場合は、賃料収入としてインカムゲインも同時に得ることができることがあるため、売却するタイミングによっては、より大きな利益を狙えるという特徴もあります。
長期的な投資をする場合、年間平均で5%前後のキャピタルゲインが期待できますが、不動産市場の変動や物件の状態によっても異なります。
不動産投資はさまざまな戦略が考えられる資産運用方法の一つといえるでしょう。
不動産クラウドファンディング
「不動産クラウドファンディング」とは、本来インカムゲインを主体とした資産運用方法ですが、運営会社によってはキャピタルゲインを重視した物件も存在します。
その場合は、従来の賃料収入の分配(インカムゲイン)の他に、短期運用後に物件の売却を行い、その売却益(キャピタルゲイン)を出資者に分配するなどの方法がとられる場合もあります。サービスの提供会社によって利回りは変わりますが不動産クラウフォファンディングの平均的に利回り2~10%(年間)としている事業者が多いようです。
▶︎「利回り不動産」の場合は6-10%前後の高利回りなファンドを多く出している傾向にあります。ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。
仮想通貨(暗号資産)
仮想通貨(暗号資産)における「キャピタルゲイン」は、ビットコインといった仮想通貨の値上がりによって得られる売却益のことです。
仮想通貨は価格変動がとても大きく、リターンと共に大きなリスクも伴います。ネットワーク上のトラブルのリスクも理解した上で、慎重に運用する必要があります。また仮想通貨で得られるキャピタルゲインの相場は、投資家がどのような仮想通貨に投資するかや、市場の状況によって大きく異なります。仮想通貨市場は、急激な価格変動が起こりやすいことが特徴であり、リスクも高いとされています。
過去のデータを見ると、ビットコインやイーサリアムなどの主要な仮想通貨は、時期によっては1年間で数倍のキャピタルゲインを得ることもありました。一方で、価格が急激に下落し、大きな損失を被ることもあるため、投資家は自身のリスク許容度に応じて投資を行う必要があります。
また、仮想通貨市場は未だに発展途上であり、規制や市場の不透明さ、ハッキングなどのリスクも存在します。投資に際してはリスクを理解し、十分な情報収集や慎重な投資判断が必要です。
FX取引
FX取引における「キャピタルゲイン」とは、外国為替の価格変動によって生み出す利益のことです。
FXとは外国為替証拠金取引のことを指し、ある国の通貨を「安く買って高く売る」または「高く売って安く買う」ことによってその差分を利益にすることができます。
例えば「1ドル100円で買い、1ドル105円で売れば」1ドル当たり5円の利益が発生します。
また、「1ドル100円で売り、1ドル95円で買えば」こちらも1ドル当たり5円の利益が発生するのです。
このように外国為替の値動きを予想して、売買によってキャピタルゲインを得るのがFX取引です。
外国為替の価格変動リスクも大きく、投資金額の何倍もの損失が出ることもあります。
FX取引で得られるキャピタルゲインの相場は、投資家がどのような通貨ペアに投資するかや、市場の状況によって大きく異なります。外国為替市場は、日々の経済情勢や政治情勢に影響を受けやすく、急激な価格変動が起こりやすいことが特徴であり、リスクも高いとされています。
過去のデータを見ると、一定期間で通貨ペアの価格が上昇した場合、キャピタルゲインを得ることができます。一方で、市場の変動によって通貨ペアの価格が急激に下落することもあり、大きな損失を被ることもあるため、投資家は自身のリスク許容度に応じて投資を行う必要があります。
また、FX取引にはレバレッジ取引があり、少額の証拠金で大きな取引が可能となっています。レバレッジ取引はリターンを大きくすることができますが、同時にリスクも大きくなるため、投資家はレバレッジ取引についても十分な理解を持ち、慎重な投資判断が必要です。
投資に際してはリスクを理解し、十分な情報収集や慎重な投資判断が必要です。また、投資家は自身の投資目的やリスク許容度を考慮し、適切な投資戦略を立てることが重要です。
キャピタルゲインのメリット
「キャピタルゲイン」を目的とした投資において、最大のメリットは短い運用期間で大きなリターンを狙えることです。
投資対象の価値が大きく上昇した場合には、投資金額の数倍の収益を得ることもあります。
キャピタルゲインのデメリット
「キャピタルゲイン」を目的とした投資のデメリットは、元本割れのリスクがあることです。
ハイリスク・ハイリターンの投資方法であり、投資初心者は慎重になる必要があります。
経済の変動や自然災害、投資した企業の不振などの要素によって、大幅な価値低下も起こり得るため、安全性を求める資産運用には向かないといえるでしょう。
キャピタルゲインはどんな人におすすめ?
「キャピタルゲイン」を目的とした投資が向いているのは、リスクがあることを理解しながら、大きなリターンを目指す人です。
リスクを消し去ることはできませんが、リスクを軽減しながら高い収益を狙うことはできます。常に損害をカバーできるように分散投資を考える必要もあるでしょう。
投資先を複数持つことは、リスクを軽減する手段の1つになります。
まとめ|資産価値の上昇による利益を狙う
資産価値の上昇によって得られる利益「キャピタルゲイン」を狙った資産運用は、大きな利益を得られる可能性がある反面、損失を出すリスクも捨てきれません。
キャピタルゲインを目的とした資産運用の中でも、不動産投資は「実物資産」を扱う投資のため、リスクをコントロールしやすい投資方法といわれています。インカムゲインを得ながら、キャピタルゲインを狙えるのもポイントです。
まずは「どれくらい稼ぎたいのか」「リスクはどの程度負えるのか」など、自分に合ったプランを立てて資産運用をしていきましょう。
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