よく聞くFIREってなに?アーリーリタイアの失敗談と成功のコツとは? | 利回り不動産《RIMAWARIBLOG》

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よく聞くFIREってなに?アーリーリタイアの失敗談と成功のコツとは?

2023/08/25

更新日 2023年9月4日

最近、ビジネスパーソンの間でよく聞かれる「FIRE」(ふぁいあ)とは、会社員の早期リタイアのことを指します。
将来定年まで働くことを考えている方からすると、早期リタイアすることで生きがいを失ってしまったり、老後資金に不安が生じたりとマイナスなイメージがあるかもしれません。
しかし、FIREには多くの出費が必要になる可能性があるというデメリットだけでなく、好きな場所で好きなことをして有意義な時間を過ごすことができるといったメリットもあります。
本記事では、FIREの概要、実現するための方法からメリット・デメリットまで詳しく解説しているので、FIREに少しでも興味がある方は参考にしてみてください。

この記事のポイント!
  • この記事ではFIREのメリットデメリットや設定すべき目標を紹介しています。

FIREとは?

FIREは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとった言葉で、「経済的独立のうえで早期退職をすること」という意味になります。
もともとは欧米を中心に流行していた考え方で、最近では日本でも転職する方が増えたり、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたりなどの社会的背景により、働き方の概念が変わってきています。
これにより、主に若い世代を中心に、FIREへの関心が高まってきています。
また、早期リタイアにはFIRE以外にも、アーリーリタイア、セミリタイアがあります。
アーリーリタイアは、十分に貯蓄してから早期リタイアするもので、基本的にリタイア後は仕事しないというもの。
一方セミリタイアは、現役時代に比べると仕事量は減らすものの、多少仕事を継続するスタイルのことを指します。

FIREを実現するためには

FIREを実現するためには以下の4つのポイントをおさえておくことが重要です。

1.年間生活費を計算する
2.資産額を計算する
3.投資する
4.固定費を見直す

年間生活費を計算する

まずは、居住費や光熱費、食費などの毎月の生活費を見直し、自分が何にどれぐらいのお金を使っているのかを把握しましょう。
毎月の生活費から年間生活費を計算し、不要だと思われる出費は削ることで、FIRE後に自分が送りたい生活に見合った支出額を計算することができます。

資産額を計算する

FIREに必要な資産は年間支出の25倍といわれており、例えば年間支出が400万円の場合、1億円の資産が必要と考えられています。ただし、現在の貯金額や借金・ローンの有無、子どもの成長などのライフイベントも考慮する必要があります。ライフイベントごとにかかる費用はFIRE後の資産運用で賄うのか、別途資金を用意しておくのか、事前に計画を立てておきましょう。
もしもの場合に備えるために、余裕を持って資産額を計算することをおすすめします。

投資する

FIREの実現には投資による資産運用が欠かせません。FIREは他の早期リタイアとは異なり、投資元本を維持しながら投資収益で生活していくのが基本スタイルなので、積極的な資産運用を前提としたリタイアといえます。
早くから投資を始めることで長期的な視点で運用することができ、複利効果で資産を効率的に増やせる可能性が高くなります。
しかし、投資は損失が出て資産が減ってしまうというリスクも起こりうるので、少しでもリスクをおさえるために分散投資を心がけることが大切です。

固定費を見直す

FIREを実現させるための第一歩として、固定費を見直して支出の最適化を図ることが重要です。固定費の中でも、保険料、携帯代、光熱費は見直すだけで効果があります。「人生の5大支出」とも呼ばれる保険費は定年まで支払い続けると1500万円相当にもおよぶので、見直すことで相当な金額を貯蓄できます。
また、携帯電話は格安SIMへ乗り換えれば月々の携帯料金が約半額になり、光熱費を見直せば年間1万円以上も節約できる可能性があります。

年間支出の25倍の資産を目標に

FIREでは元本となる貯蓄を用意し、これを運用して生活費を賄うライフスタイルです。先述した通り、FIREを実現させるためには年間支出の25倍という一定の資産が必要といわれています。年間支出の25倍ということは25年間分の生活費しかないと勘違いしがちですが、この25倍の資金とは生活費ではありません。
実際のFIRE後の生活費は投資などの不労所得で賄っていくので、そのための投資元本として年間支出の25倍の資金が必要になるのです。

生活費を4%に抑える「4%ルール」とは

FIREには「4%ルール」というものがあります。生活費を投資元本の4%以内におさえることができれば、不労所得のみで生活できるという、アメリカ発祥の理論に基づいた考え方です。
「4%ルール」には、投資の運用益のみで生活するため、貯蓄を切り崩すことなく生活できるという利点があります。
しかし、年に4%の不労所得を得ることは簡単ではなく、あくまで目安なため、場合によっては貯蓄から生活費を賄わなければならないということを念頭に置いておきましょう。

FIREのメリットとは

仕事をやめることに不安を感じる方も多いと思いますが、仕事のストレスや時間の縛りから解放され、その先の人生を自分自身で決められるというメリットがあります。FIRE後に得られる魅力的なメリットについて紹介します。

好きなことで時間を過ごせるようになる

勤務中は会社や勤務先によって休日が決められている場合がほとんどですが、リタイア後は自分で自分の時間を作れるようになります。
起床時間や食事の時間を自由に決められ、好きなことだけに時間を使うことも可能です。
退職すれば、休日もなくなるかもしれませんが、その分、勤務中は時間がなくてできなかったことに、好きなだけ時間を割ける点が、FIREのメリットであると言えるでしょう。

好きな場所に住むことができる

FIRE実現後は、仕事を基準に住む場所を選ばなくて良いので、好きな場所に住むことができるようになります。
都会で暮らすこともできれば、田舎や離島も選択肢でき、国内のみならず海外移住という思いきった選択をすることも可能です。
貯蓄に余裕があれば、居住地を定めず、旅をしながら生活することもできますが、リタイア後の節約は欠かせないので、居住費と貯蓄額を照らし合わせて決めるようにしましょう。

FIREのデメリットとは

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FIREでは、仕事からの解放により、自由を得ることができますが、それと引き換えにデメリットも複数存在します。FIRE後の生活について注意すべき点を紹介しますので、FIREを考える際の参考にしてみてください。

大きな出費のリスクがある

急な病気や家族の介護だけではなく、ハイパーインフレや金利の増減などにより、FIRE後に出費を余儀なくされる場合があります。その場合、蓄えた貯蓄だけでは生活できなくなることも視野に入れ、あらかじめ3年分ほどの生活費を確保しておくことをおすすめします。
投資による所得が4%を下回ってしまったら、その都度収入を得る必要があることも覚えておきましょう。

人と社会のつながりが途絶えてしまう

FIRE後には、経済的な破綻だけではなく、精神的に破綻してしまうリスクも考えられます。仕事を辞めて、人付き合いから解放された反面、社会とのつながりが途絶えてしまうことで、孤独を感じたり、やりたいこともなければ無力感に苛まれたりすることがあります。
仕事をやめたいという理由だけでFIREを考えている方は、その先で取り組むことや目標を探してみることをおすすめします。

まとめ 自分らしい生き方を実現するために

FIREを実現するためには、日々の支出の計算や投資が鍵となります。仕事を早期退職すると、その後の人生に不安を覚える方も多くいると考えられますが、デメリットを踏まえた上で、資金面の運用をしっかり管理できれば、自由に自立した生活を送ることができます。
まだ決断はできないという方でも、必要資金の準備は今からでも始められるので、自分らしい生き方を実現するためにも、先を見越して早めに動き始めることをおすすめします。

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ZENGO CHENRIMAWARIBLOG編集責任者
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